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          泥濘 〜ぬかるみ〜  ついったネタ


   twitter(@hannanuka2)にて呟いていた「泥濘〜ぬかるみ〜」の小ネタです。イメージは、文章だけど4コマっぽく。
   (ツイッターは字数が140文字までなので、ひとつひとつが短いです)
   どちらかと言えば、ほのぼの、ギャグよりですので、苦手な方はご注意ください。
   本編では三島×春田(三島が攻める側)ですが、小ネタではじわじわと春田×三島です。口調は変わりません。

   本編では三島の一人称ですが、こちらは三人称となっています。気まぐれに増やしていく予定。小ネタ、更新状況
   専用ツイッター@hanananuka2にて、随時更新中。
   ここでは上が新しいネタ、下にいくほど以前あげたネタになります。

   それでは、大丈夫な方からどうぞ〜 ↓↓↓↓↓





    ハロウィン ネタ



 ハロウィンネタ @


 【1】     「とりっくおあとりーと」 学校帰り三島の家に着き、部屋へ入った途端、両手を出
        してお菓子を催促する春田。

 【2】     「……お前恥ずかしくないの?」「とりっくおあとりーと」「この歳で真顔でそんなこと
        言ってる奴、初めて見たけど」「とりっくおあ、」「わかったよ! ほら」


 【3】     一応コンビニで買っておいたお菓子を春田の手の上に渡す三島。「……」じっと
        お菓子を見つめる春田。「なんか言えよ」「……とりっくおあとりーと」「!」 気に入ら
        なかったらしい。


 ハロウィンネタA


 【1】     「お前、仮装してないじゃん」「!」「そんな奴にこれ以上やるものなんてないね」
        「わかった、じゃあ着替えるね」「え」 予想外の答えに、珍しく動揺する三島。


 【2】     「何に着替えればいいかなぁ?」「……持ってきてんの?」「全部オレンジ色なん
        だけどいい?」「なにが」「フリフリのミニスカートとか、ショーパンとか」「……」「あ、
        猫耳もあるよ」「!」


 【3】     「マントとミニスカートでいい?」「……別にいいけど」「いやそうだからやっぱり
        やめるね」「いやなんて言ってないだろ!」「何で怒るの?」「怒ってねーよ」「怒ってる」
        「怒ってないから早く着ろよ!」 今回ばかりはつい本音が出てしまう三島だった。


 ハロウィンネタB


 【1】     「着ろよ」「着ない」「何で」「だって嘘だもん。そんなの持ってないよ」「!」「お菓子
        もっと欲しかったから、いたずらしたの。怒った?」「……別に」 と言いつつ、その後
        ずっと根に持ちまくりの三島。

 【2】     トイレから戻ってきた春田に背を向け、ベッドで寝た振りをしながら拗ねる三島。
        「三島くん、ごめんね?」「……」「寝ちゃったの?」「……」「せっかく着替えてきたのに」
        「!!」 当然飛び起きる三島。

 【3】     「似合う?」「……いいんじゃない」 あまりの可愛さに冷静さが保てない三島。「じゃあ
        もっとお菓子くれる?」「もうない」「……」「俺にいたずらするんだろ、こっち来れば」
        「うん!」 こうなることをわかっていた確信犯の春田だった。


 ハロウィンネタC


 【1】      これ以上お菓子を用意していない三島へイタズラすることになった春田。
         「イタズラって何すんの?」「えーと、こうかな」 突然三島の脇腹をくすぐる春田。
         「どう?」「……別に」


 【2】     「それじゃあ、はい!」「……」「三島くん、似合うよ」「真正面から堂々とやってもイタズラ
         じゃないだろ、これ」 頭につけられた猫耳カチューシャを、速攻取り外す三島。

 【3】      「じゃあ皆、どんなイタズラするの?」「わかんない?」「わかんないよ、お菓子あげて
         おしまいだもん」「……耳貸せよ、教えてやる」 素直に近付く春田へ、待ってましたと
         ばかりに耳元で囁く三島。

 【4】      「……そんなの、無理だよ」赤くなる春田に、さらに追い討ちをかける三島。「じゃあ、
         これは?……」「!」 固まったままこっちを見つめる春田に、自分がイタズラしている
         気分で大満足の三島だった


 2011/2/13 up





   セーター ネタ



 【1】      「三島くんのセーターいいよね」「これはやらない」「わかってる。でもいいよね。
         似合ってる」「誰が着ても一緒だろ」「ううん、そんなことない」 セーターの裾を小さく
         つまんで引っ張る春田に、ちょっと嬉しい三島。


 【2】      「三島くんとお揃いの買ってもいい?」「……別にいんじゃない」「でも、マフラーも
         セーターもお揃いなんて目立っちゃうかな」「セーターなんて皆ほとんど一緒だろ」
         「うん……」 急にノリの悪くなった春田に、なんかイラッとする三島。


 【3】      「マフラーだって色違いだし」「そう、だけど。やっぱりやめようかな」「セーターも
         色違いにすれば」「……」「じゃあ……あと二枚あるから俺のやるよ」「そんなに私と
         お揃いがいいんだ?」「!」 またハメられていたことに、今頃気付く三島だった。


 2011/2/13 up




   UNO ネタ (番外編「言いなり」直後)



 UNOネタ @


 【1】        再び三島の家へ集まる、春田、三橋、飯島のメンバー。今日は古典的に春田の
           もってきたUNOで遊ぶことになった。 
           「じゃあ俺から」三島 赤4 →飯島 青4→ 三橋 青6 →春田 スキップ

 【2】        飯島青7→ 三橋青2→ 春田リバース→ 三橋黄色2→ 飯島リバース→ 
           三橋黄色7→ 春田スキップ 「……おい」「なあに?三島くん」
           ようやく何かを察知した三島。

 【3】        「お前らさっきからわざとやってんだろ」「え、何が?」「なんだよ三島。勝負の世界に
           なんか文句あんの?」「……別に」  飯島ドロー2「青ね」→三橋2枚取って青3→
           春田ドロー4「あ、ごめん。やっぱこっち」ようやく出番が来た筈の三島に、容赦なく
           リバースカードを出す春田。

 【4】        いつも通り先に帰る三橋と飯島。残された春田を睨みつける三島。「何なんだよ、
           さっきの」 「ああやって負けると寂しいでしょ?」「何だよそれ」「誰にも構ってもらえ
           ないのってつらくない?」「……この前の仕返しかよ」「うん」春田が笑った。
           「これで終わりじゃないけどね」「!」 



 UNOネタ A


 【1】        「春田、三島くん来たよ」 休み時間、春田のクラスへやってきた三島。「三島くん、
           こっちでゲームしない?……皆と」 春田の誘いに身の危険を感じた三島は、速攻
           断った。

 【2】        しかし、昼休みも春田からの同じような誘いが。「ね、皆で食べない?」「断る」「じゃ
           あ、帰りに皆でカラオケ行かない?」「やだ」 また同じ目に合わされるに違いないと、
           必死に抵抗する三島。

 【3】        「三島くん、そんなに私と二人がいいの?」「……」「わかった。じゃあ二人で食べよ。
           屋上でいい?」「ああ」 回避できたことに心底ホッとする三島。

 【4】        屋上には既に何組かのカップルが。柵の前に座った途端春田が言った。「三島くん、
           お弁当全部交換しない?」「は?なんで」「食べさせっこしよ」「絶対やだ」「……これ
           で全部、許してあげようと思ったのに」「!」

 【5】        「……わかったよ。貸せよそれ」 結局食べさせあいをする二人。「美味しいね。三島
           くんも美味しい?」「……ふつう」「たまにはいいでしょ?」「……」「あとは全部三島くんの
           言うこと聞くから、ね?」「でかい声で言うなよ」赤面する三島を見て、こういうのも悪く
           ないと思い始めた春田だった。



 2010/10/7 up




  ジュースネタ


 ジュースネタ @


 【1】       三島の家に集まり、PSPで対戦をする春田・飯島・三橋の4人。珍しいことに、三島が
          負けてしまった。飯島「約束だからな、奢れよ?」三島「わかったよ。何がいい?」
          財布を持ち、立ち上がる三島。

 【2】       飯島「俺CCれもんー」三橋「あたしコーラ。ゼロのやつ」三島「……春田は?」
          「私、プリンシェイク」「!」固まる一同。

 【3】       「コンビニで買えるやつにしろよ」「来る途中、交差点の販売機にあったよ?」
          「ここから何分かかると思ってんだよ! だいたいこのクソ暑いのに、」「私プリンシェイク」
          「……お前」「プリンシェイクがいい」

 【4】       出かけた三島を窓辺から確認する3人。「春田いいの?三島くん」「ん?」「俺たち
          帰った後、怒られるんじゃないのー? 三島に」「いいの」ニコニコ笑って春田が言った。
          「どっちにしろ、いろいろされるから」「!」再び固まる二人だった。


 ジュースネタ A

 【1】       ゲームに負け、飲み物を買いに行かされた三島は20分ほどして帰宅した。
          「おかえりー!」「暑かった?」「暑いに決まってんだろ。ほら」 飯島と三橋に飲み物を
          渡す三島。

 【2】       「……三島くん」「これだろ」プリンシェイクを春田に渡す三島。
          「うん!ありがと。……汗びっしょりだね」「誰のせいだと思ってんだよ」と言いつつ、
          ミニタオルで額の汗を拭いてくれる春田に、ちょっと嬉しい三島。

 【3】       「三島くんのは?」「俺のはこれ」さっぱり系のスポドリを見せる三島。
          蓋を開けようとする三島の手を何故か春田が止めた。
          「ねえ三島くん、私のと交換しよ?」再び固まる一同。

 【4】       「は? お前何言ってんの?」「だって汗かいて糖分なくなっちゃったでしょ? だからこれ
          あげる」「……塩分だろ。大体そんな甘いもん飲めねーよ」「じゃあ、半分ちょうだい?」
          「なんで」「だってこれ美味しいけど、途中で飽きちゃうんだもん」 さらに凍りつく空気。

 【5】       「飯島、三橋。悪いんだけどさ、もう帰ってもらっていい?」「え」「ちょっと俺、こいつに
          話があるから。……いろいろと」「!」 やっぱりいろいろされるんだ……。気遣い屋の
          飯島と三橋は空気を読んで、何も言わずにその場を去った。


 2010/9/12 up




  エコネタ


 エコネタ @

 【1】     暑いのが嫌いな三島は、学校から帰ると速攻自室のエアコンをつける。
        設定温度は22度。

 【2】     ピピという音に三島が振り向くと、にこにこしながら春田がリモコンを手にしていた。
        「エコだよ」 設定温度28度。


 【3】    「……返せよ」「や。エコだし」「お前ふざけんなよ」「じゃあ帰る」「……」 
        そこだけは逆らえない三島だった。



 エコネタ A

 【1】     春田がトイレへ行った隙に、すかさず温度を下げる三島。もちろん22度設定。

 【2】     「……なんか寒い」部屋へ戻りしばらくしてから異変に気付いた春田を、ガン無視する三島。

 【3】     「ねえ、三島くん」「……」「どこやったの? リモコン」「……さあ」「ちょっと寒いよ」
         「寒いわけないだろ。夏なんだから」「この前そこに、なんかすごいDVD隠してあ、」
         速攻リモコンを春田へ渡す三島だった。



 エコネタ B

 【1】     「ねえDVD、」「飯島が置いてったんだよ」「なんで置いていったの?」「……俺が好きそう
         だからって」「ふうん」 春田の尋問から逃れようとする三島の反撃、ここから開始。


 【2】     「一緒に観る?」「え、い、いいよ」「遠慮すんなよ」「私、ああいうのはあんまり……」
        焦る春田に、今日ようやく勝った気がした三島。「観た後、試してやろうか?」
        「無理だよ、私。……こんなこと」 いつの間にかDVDを手にしている春田。


 【3】     「私きっと下手だし……」三島が春田の手からひったくったDVDのパッケージには
        『盗め!プロサッカーの技』の文字が。「……ああ、これね。ま、お前には無理だよな」
        「あれ、もしかして違ったの?」「全然違くない」「あ! じゃあ、これだ」「!」……それでした。



 エコネタ C

 【1】     とりあえずDVDは三島の手に戻る。「ねえ、三島くん」「……なんだよ」「これって何してるの?」
         「!」いつの間にか今度は雑誌を手にしている春田。いまだ設定温度は28度。


 【2】     「ねえ」制服のワイシャツの袖を引っ張る春田の手を掴む三島。「お前、うるさいんだけど」
         「……」「さっきから勝手に見つけてきて、どうなるかわかっててやってんだよな?」
         少し怯える春田に、今度こそはと思う三島。

 【3】     春田を引き寄せ、思い切り抱き締める三島。「…み」「黙れよ」「……」「……」「……」「……」 
         三分経過。

 【4】     「三島くん、暑いよ」「……だから?」「あの、いいよ?」「いいって何が?」「……」「言えよ」
         「……26」「聞こえない」「26度にしても、いいよ」 ようやく出た春田の言葉に、右手で小さく
         ガッツポーズの三島だった。


 2010/9/3 up
  



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